パケットキャプチャソリューション

QPシリーズ

QPシリーズは4種のラインナップから構成されるパケットキャプチャ装置です。仮想キャプチャ機能、バーチャル・プラットフォーム、ファイル圧縮機能などをはじめとする各種のユニークな機能により、通信事業者、データセンター事業者、放送関連事業者などの開発・運用、監視業務の効率化に貢献します。
機能
- 仮想キャプチャ
- 1つの物理ポートあたり、最大で511までのキャプチャ・セッション*を同時に実行可能な機能です。
(*サポートされるキャプチャ・セッション数は機種により異なります。)
従来のパケットキャプチャ
フィルタしたもの以外のトラフィックは破棄

QPシリーズのパケットキャプチャ
フィルタしたトラフィックをそれぞれ別々のpcapファイルとして保存が可能

ユースケース
アグリゲートされたトラフィックを分割し、ネットワーク別にキャプチャ・保存
他のキャプチャ・セッションを停止することなく、個々のフィルタ条件/キャプチャ条件を個別に設定・変更が可能
(フィルタ条件:プロトコル別、アドレス別、およびそれらの組み合わせ等)

- ファイル圧縮
- QPシリーズ製品には、取得するキャプチャファイル(pcap形式)を必要に応じて圧縮・保存する機能が搭載されており、ディスク容量の節約を図ることが可能です。これにより、一般的なパケットキャプチャ装置と比較し、同じディスク容量でありながらも、より多くのキャプチャ・データの保存が可能です。

ラインナップ | QP4000 | QP2000 | QP1000 | QP500 |
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外観 | ![]() |
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キャプチャ性能 | 最大100Gbps | 最大100Gbps | 最大25Gbps | 最大20Gbps |
搭載可能 キャプチャカード数 |
最大 4 | 最大 3 | 最大 3 | 最大 1 |
ディスクサイズ | 21 ~ 720 TB SSD or HDD |
14 ~ 144 TB SSD or HDD |
8 ~ 48 TB SSD or HDD |
500 GB ~ 60 TB SSD or HDD |
拡張ストレージ | HDFS構成で最大7. 2PBまで拡張可能(QP500は未対応) 外部の拡張ストレージに対しNFS,CFS,FTPで転送可能(全モデル対応) |
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寸法(W×H×D mm) | 437×178×648 (4U) |
437×89×705 (2U) |
437×43×597 (1U) |
170×277×252 |
各モデルに対して下記のキャプチャカードを搭載可能です。
1GbE × 4 port
10GbE × 2 or 4 port
40GbE × 2 port
100GbE × 1 port (QP4000またはQP2000に対応)
パケット解析・可視化ソフトウェア
「 PureInsight 」搭載

PureInsightはQPシリーズによって収集されたデータの解析および可視化を実行するための専用ソフトウェアです。本ソフトウェアではライセンスに応じて複数のユーザが同時にログインでき、それぞれのユーザが解析・監視等のタスクを個別に実行することが可能です。
アラート機能
ユーザによる複数のアラート条件を設定可能です。アラートを発報するためのトラフィックの監視は、セミリアルタイムで行われます。
設定したアラート条件に合致した場合、合致した部分のトラフィックがpcapファイルとして抽出され、詳細な解析を迅速に実行することが可能です。

ダッシュボード機能
PureInsightには様々なダッシュボードが用意されています。図の左の円グラフは、プロトコルおよびポート番号毎の内訳を示し、右側はIPアドレス別によるTop Talkerを表示します。円グラフ上の各プロトコル名をクリックすることで、そのプロトコルを除いた円グラフの表示を行ったり、円グラフにマウスカーソルを合わせることにより、カウントされたパケット数の詳細な表示を行います。

お客様事例 1
お客様 : | 大手ISP様 PureInsight上でのDNSアプリケーション・レポート 一般ユーザおよび企業ユーザに対し、ブロードバンドサービスを提供 |
課 題 : |
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導入効果: | QPの導入に伴い、ピーク時においてもDNSトラフィック全体の記録が可能に
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お客様事例 2
お客様 : | Top Talker (ネットワーク帯域を最も消費するユーザ) の特定 |
課 題 : |
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導入効果: |
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