TOP

企業情報
ご挨拶

創業者 代表取締役会長 CEO 代表取締役社長執行役員 COO
床次 隆志 床次 直之

Message from CEO

昨年末、2020年12月27日、私たちアルチザネットワークスは設立30周年を迎えました。1990年の創業より、弊社が創立30周年を迎えることができたのは、ひとえにお客様、協力会社様、株主の皆様のおかげであること、改めまして厚く御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

アルチザが30周年を迎えた昨年2020年は、皮肉にも私たち人類にとって、歴史上最も困難な一年であったと言えます。昨年年初に中国武漢から端を発した新型コロナウィルスによるパンデミックは、あっという間に世界中に広がり、私たちを底なしの恐怖におとしいれました。誰にとっても全てが初めてという経験を強いられる中、防護服で身を固めた医療従事者、発病によって苦しむ患者、そしてひっ迫する医療体制など、ハリウッド映画さながらの光景が連日メディアによって報道され、世界中の人々は恐れおののきました。現在も、続く第2波や第3波によって感染者数は増加し続けていますが、幸運にも世界中の官民の連帯により、特効薬やワクチンの開発が加速した結果、昨年末には先進国でワクチンの配布が開始され、終息への一定の道筋が示されるに至っています。その一方このパンデミックは、私たちに大きな生活様式の変更をもたらしました。感染拡大阻止と経済活動の両立。「ステイ・ホーム」「ステイ・セーフ」を守りながら、いかに生産活動を続けるのか、社会に対して価値を生み出し続けるのか。日本社会において過去何度も試みられてきた「テレワーク」が、私たちの生活スタイルとして完全に定着した一年であったと言えます。私自身、30年以上もの間、通信における技術開発を仕事にしてきて、「通信インフラ」というものがこれほど社会的に重要性であることを痛感した経験はありませんでした。

そして、昨年年初よりパンデミックが騒がれ始めて迎えた春、通信事業者様、通信機器メーカー様は難しい対応を迫られながらも一致団結し、第5世代移動体通信方式、「5Gサービス」を日本国内においてスタートさせることに成功しています。不肖私たちアルチザが、ここ数年努力を続けてきたことが大きく花開いた瞬間でした。先行発売されていたAndroid 5G端末に加えて昨年秋には、「iPhone 12」シリーズがAppleより販売開始されたことで、今後5Gインフラの普及は一層加速することでしょう。そして、5Gはまだまだ進化を続けます。直近において注目される機能追加としては、現在4G LTEと5Gの連携により実現されているサービス(NSA:Non Standalone mode)を、5G単独での運用を可能とする「5G SA(Standalone mode)」や、4G LTEと5Gの無線インフラの供用を可能とする「DSS(Dynamic Spectrum Sharing)」などがあげられます。さらにその先には、URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communications:超高信頼低遅延)による自動運転への応用や、ユーザが自由に5Gのネットワークを構築できる「Local 5G」などが展開される予定です。

そして2020年後半には、「NTTによるNTTドコモ子会社化」という大きなニュースが入ってきました。NTTは、新しいリーダーシップのもと、2030年に向けて実現を目指す「IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)」という構想を掲げています。エンドツーエンドをワイヤーライン(有線・固定通信)、ワイヤレス(無線通信)を意識することなく、大容量、低遅延のスマートコネクションを光のまま接続するだけでなく、さらに省エネルギーも実現するという、この壮大な構想は、ワイヤーライン技術で創業し、その後ワイヤレス技術をアドオンした私たちアルチザにとって、申し分のない活躍の場を与えられたと言えるでしょう。

この世界的パンデミックによって重要性を増し続ける「通信インフラ」。アルチザは引き続き、ワイヤレス、ワイヤーラインを問わず、この「通信インフラ」の最先端でお客様のご期待にこたえ続けます。引き続き、アルチザの活躍にご期待ください。

株式会社アルチザネットワークス
創業者 代表取締役会長 CEO

Message from COO

一昨年2019年8月に社長を拝命いたしまして、弊社2020年7月期を通年で陣頭指揮に当たらせていただきました。当該期は後半より、新型コロナウィルスによるパンデミックという困難に見舞われましたが、おかげ様をもちまして業績修正を行うことなく終えることができました。これもひとえにお客様、協力会社様のおかげであること、改めまして厚く御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

新年2021年は、昨年発表させていただきました「中期経営計画」の初年を締めくくる年であると同時に二年目を開始する年となります。本計画を予定通り達成するため今年は以下の課題を取り組んで参ります。

1. 5G基地局テストシステム「DuoSIM-5G」の国内・海外展開 昨年は、一昨年に国内市場に向けて先行リリースいたしました5G基地局テストシステム「DuoSIM-5G」を国内市場に加え、海外のお客様に積極的にご紹介させていただく予定でしたが、残念ながら世界的パンデミックのため、海外での展示会やミーティングさらに、POC(Proof of Concept)の延期が相次ぎました。2021年こそは、ワクチン配布によるパンデミックのある程度の終息を前提に、盤石な国内市場に加えまして、今度こそ海外のお客様への販売に力を入れてまいります。さらに、5Gにおいて新しく加わる予定の新機能「5G SA」や「DSS」などにも着実に対応してまいります。

2. 「5G/LTE基地局テストサービス」の展開 滝沢デベロップメントセンター(TDC)において開始いたしましたLTEや5G基地局のテストサービスは順調にスタートいたしました。当該作業を行ってまいりましたTDCのテスト機材用スペースはすでに手狭となったため、昨年、TDCの隣接地を購入し、滝沢テレコムテストセンター(Takizawa Telecom Test Center:T3C)の建設を開始。今年2月に竣工の予定となっております。このT3Cの完成により、基地局テストサービスはさらにお客様を増やし堅調に推移するものと確信しております。

3. パケットキャプチャ新製品「etherExtractor NEO」の展開 2020年、アルチザは予定通りパケットキャプチャの新製品となる「etherExtractor NEO」をリリースいたしました。主要なEthernetインタフェース(GbE(ギガビットイーサネット)、10GbE、25GbE、40GbE、100GbE に対応))を全てサポートし、従来からデータセンターにおける使用において好評を得ていたアルチザ独自の機能をそのまま引き継いだだけでなく、今後自動化がさらに加速するマニュファクチャリングの現場のネットワークセキュリティにおいて必要となるIDS(Intrusion Detection System)機能もオプション機能として提供することで、国内大規模マニュファクチャリングネットワークへの展開を行ってまいります。

4. 新規事業の展開 アルチザのコアコンピタンスである、産業用応用電子機器開発のノウハウをテスター以外の製品にも応用するプロジェクトを2020年より進めておりまして、2022年7月期より通年で業績貢献する予定です。また、5GやLTEの小規模な端末・基地局シミュレータを開発するフランスのAmarisoft社と国内販売代理店契約を締結し、「Callbox」「UE Simbox」の代理店販売を開始いたしました。今年以降「Local 5G」のPOCの展開が期待される、自動運転やマニュファクチャリングの分野の市場への販売に注力してまいります。

5. 海外開発拠点の確立 今後、増加が予想される製品開発プロジェクトに対応するため、開発エンジニアの国内採用強化に加え、新たにベトナムにおきまして開発拠点の設立の準備を進めております。世界的パンデミックの数か月以内に終息することを前提に、当該拠点の今年中の設立を目指しております。当該開発拠点におきましては、特に海外顧客対応プロジェクトを担当する予定です。

以上、2021年、アルチザネットワークスは、新体制のもと、若い力による新たな成長を加速させます。

株式会社アルチザネットワークス
代表取締役社長執行役員 COO