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31年目のこれから

アルチザネットワークスは昨年末、設立から30年の節目を迎えることができました。これはひとえに多大なご支援を賜った多くの皆様のおかげです。代表取締役社長としてあらためてここに感謝申し上げます。
また、これまで開発の“現場”で、多くの社員たちと共に苦しい試練を乗り越えてきた経験が、今、経営者としての自分自身の最も大切な財産であると確信している私としては、あえてここで社員の皆さんにも感謝の気持ちを伝えたいと思います。本当にありがとうございました。

さて、その節目の時期に代表取締役社長として会社の舵取りを任せられた私からは、すでにスタートをきっている31年目以降のアルチザネットワークスについてお話をさせていただかなければなりません。
2020年、世界で5Gが本格的に稼働しはじめたことで、当社はグローバル進出に向けた大きなチャンスを得ました。このチャンスを逃さず確実に手中に収め、グローバル企業へとさらに躍進させるには、多くの若手社員に会社の「主役」へと成長してもらわなければなりません。
その意味で、わが社の成長戦略の最重要課題は採用・人材育成にあることは明白です。

人材を育てる支えと環境づくり

採用においては、国籍に関わらず、優秀な人材を積極的に採用し、社内でもグローバル競争力を養う環境を作らなければなりません。現在の社員とこれから採用する社員が融合することにより、スピーディに成長するためのモチベーションの向上ができれば、会社として大きな成長のエネルギーとなる事を確信しています。
また、採用した貴重な人材を「主役」にまで育成していくには、技術だけでなく、それを支える“心を磨く”ことも重要だと考えています。
次世代通信という未知でありながら、非常に大きな社会的使命を担う技術領域を支えるアルチザの開発現場には、それ相応の“プレッシャー”が生じるのです。そのプレッシャーを跳ね返し、果敢に難題に挑戦し続けるにはプロフェッショナルとしての強いメンタルが必要となります。
それは決して前時代風の“根性論”から生じるのではなく、「仕事」、「顧客」、「仲間」の意味を正しく理解することから導かれる「使命」、「責任」 、「信頼」が強い信念として備わったものでなくてはなりません。そうすることによって「自分達で考え、自分達で取り組み、局面を切り開いていく」という“強い現場力”を発揮できるようになるのです。

当社では、「フィロソフィ」に裏打ちされた信念に基づく教育プログラムを、これまでも取り入れ、多方面で社員が成長できるように実践しています。
このように、採用、教育の機会を通じて人材を大切にするという考え方は、10年後、20年後に及ぶ自社の成長戦略の基盤を成すと同時に、結果として、近年SDGsという枠組みで語られ始めた社会の課題解決にも符合する取り組みであったことに思い至りました。これからは、永続的なグローバル企業としての繁栄を目指すうえで、より意識的にSDGsの「目標」を見据え、社員、家族、地域、社会といった各層に対しての貢献と会社の成長を一致させる経営に取り組みたいと思っています。

日本の5Gは世界から出遅れたと言われています。この反省を活かし、すでに6Gに向けた検討が始まっています。アルチザでもこの6Gに向けて、検討段階から若手社員を投入してタイムリーに社会へ貢献できる社内体制を構築します。活躍する社員達の目が光り輝き、未来を見据えて走り続けられる環境を作ることが、多くのステイクホルダーの利益に最も効率的に帰結すると信じて経営に邁進して参ります。

31年目からのアルチザにも大いに期待していただき、 今後ともよろしくご支援のほどお願い申し上げます。

2021年1月12日
株式会社アルチザ ネットワークス
代表取締役社長執行役員 COO

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