Artiza LTE eNB/EPC Test Solutions

WaveJudge Wireless Test System

LTE・WiMAXの端末および基地局の無線インタフェース開発において、機能実装中に起こる問題の解決や、相互接続試験が大きな課題となることはいうまでもありません。無線インタフェース上に送受信されるメッセージやイベントあるいはそれらのタイミングから、問題の原因を特定することは困難を極めることが多く、特にレイヤ間にまたがる問題の場合、その解決に費やされる時間は開発効率を大きく低下させてしまいます。そして、開発効率の低下はプロジェクトの遅延だけでなく、認証の遅延やコストの増加、ひいてはリリースの遅れにより、売上の減少にまでつながって行きます。

Figure 1: WaveJudge

WaveJudge

WaveJudgeによるブレークスルー

SANJOLE WaveJudge 4900は無線インタフェースにおけるPHY動作から上位レイヤまで、他に類を見ない豊富な情報を与えてくれます。

WaveJudgeの利点:
  • UEとeNB間で送受信される全レイヤの解析を行います。
  • 相互接続試験で発生する複雑な問題を特定してくれます。
  • 無線コネクションのパフォーマンス向上に役立ちます。
  • 複雑なアンテナ構成や高次変調含め、eNBの動作を無線インタフェース上で検証します。
  • MIMOやビームフォーミング、スケジューリングなどのパフォーマンスを評価します。
  • フィールド環境での無線信号をキャプチャし、開発環境で再現します。
  • スループットや遅延に影響する問題を正確に特定します。

これらの機能により、SANJOLE WaveJudge 4900は問題解決の迅速化を実現します。まさにWaveJudgeはLTEの研究開発分野における問題解決にとって「必要不可欠なツール」です。

強力なハードウェア(4つの独立したポート)

WaveJudge 4900は4つのRFポートを搭載しています。それぞれに独立した無線回路を搭載し、受信(RX)または送信(TX)に設定することが可能です。加えてAGC(Auto Gain Control)を搭載することにより、高レベル幅のDL/UL信号を正確に受信します。また、これらのポートは低ノイズ・高精度のOCXOs(Oven-Controlled Cristal Oscillators)を使用し、全ポート同じオシレータに同期させることも、独立したオシレータに同期させることも設定可能。これにより、複数ポートを使用する以下の様なテストに柔軟に対応することができます。

  • eNB間ハンドオーバ
  • 送信ダイバーシティ・空間多重・
    UL Collaborativeを含むMIMO測定
  • 複数セクタ間のチャネル干渉

AGC(Automatic Gain Control)

WaveJudgeには受信感度を自動調節してくれるAGCがポートごとに搭載されています。これにより、テスト毎に常に大きく変化するDL/ULの無線信号を適正なレベルでキャプチャすることが可能となりました。AGCを搭載した4つのポートが、テスト設定をシンプルにし、MIMOやビームフォーミングの試験のためのポート数を確保するだけでなく、困難な環境におけるフィールド試験を可能にしてくれました。

ベースバンド・インタフェース

WaveJudge 4900はベースバンド・インタフェースをサポートすることで、ベースバンド開発においてアップコンバータを使用する前の信号検証を可能としました。一方、RFIC開発ではダウンコンバートしたアナログIQ信号を元のRF信号と比較することで信号品質の検証法を提供しています。この機能によりシステムインテグレータはベースバンドICとRFIC間の信号を共通のプラットフォーム、共通のユーザインタフェース、共通の変調解析ツールを使用して評価することが可能となります。AGCとセットになったデュアルの16ビットA/Dコンバータはチップセットのノイズフロアと感度の測定に最適なツールといえます。

400MHzから6GHzまでをサポート

WaveJudge 4900は開発する無線周波数帯域を選びません。1997年にUSで解放された2.3GHz帯や2.5GHz帯、衛星通信から解放された3.5GHz帯やテレビ放送帯域から新しく解放される予定の700MHz帯など、幅広く無線周波数をサポートすることで将来にわたり投資効率を高めます。

幅広いダイナミックレンジと高受信感度

WaveJudgeは全ての周波数帯で高感度の受信能力を持つため、開発ターゲットの出力レベルをわざわざ調整する必要がありません。開発ターゲットの出力レベルが高すぎたり(低すぎたり)した場合においても、受信レベルを正確に自動調節して受信することが可能です。

バッファキャプチャ/ストリーミングチャプチャ

WaveJudge 4900は2つのメッセージキャプチャモードをサポートしています。バッファキャプチャとは無線信号を10MHz帯域で17秒間内部メモリにキャプチャし、これを解析して問題特定を行う方法です。ストリーミングキャプチャとは外部ストレージにキャプチャデータを出力し、長時間のトレンドをつかんだり、周期的な問題を特定するのに使用する方式です。

最新のPHY仕様を追随

最新技術仕様をテストする環境を提供するため、アナライザは常に最新のPHY仕様をできるだけ早くサポートする必要があります。WaveJudge 4900はLTEの最新PHY仕様に合わせて迅速に対応できるよう、PHY機能をハードウェアではなくソフトウェアで実装しています。

Figure 3: PHY Configuration

テストコンフィギュレーションを容易にした抜群のGUI

WaveJudge 4900はPC上のテストアプリケーションソフトウェアから制御されます。テストアプリケーションはLTEのテスト設定を極限まで容易にしたGUIを提供しています。複雑な試験を行う場合にも試験効率を落としません。

Table 1: WaveJudge Specification
Parameter Specification
Platform
Size 442mm (W) x 221mm (H) x 687mm (D)
No of Port 4
Baseband
Input AD Converter 16 bits (96dB)
Frequency Range 400MHz to 6GHz
Center Frequency Resolution 1 Hz
Modulation Formats OFDMA/SC-FDMA with PSK/QPSK/16QAM/64QAM/Zadoff-Chu
Capture Size 2GB
Protocol Analyzer Decodes MAC/RLC/PDCP/RRC/NAS/TCP/IP
Statistics RCE/RCE Peek/Reference Signal RCE/IQ Offset/CFI Error/
Carrier and Sampling Clock Frequency Error/Payload Bits